セキュアなネット環境を目指して

サイバー攻撃の種類

  1. フィッシング
    偽のメールやウェブサイトを使い、個人情報やログイン情報を騙し取る攻撃。多くの場合、銀行や公式機関を装う。

  2. マルウェア感染
    ウイルス、ワーム、ランサムウェアなどを利用してシステムを乗っ取ったり、データを破壊したりする。

  3. DDoS攻撃
    大量のトラフィックを送りつけて、ウェブサイトやサーバーをダウンさせる攻撃。

  4. MITM(中間者)攻撃
    通信を盗聴し、データを改ざんしたり、盗んだりする攻撃。Wi-Fiやルーターが標的になることが多い。

  5. ゼロデイ攻撃
    ソフトウェアの未修正の脆弱性を狙った攻撃。パッチが公開される前に実行される。

  6. ドライブバイダウンロード
    ウェブサイトを訪れただけでマルウェアがダウンロードされる攻撃。


ルーターの感染を防ぐ方法

  1. 初期パスワードの変更
    ルーターのデフォルトパスワードを強力なものに変更する。
    例: 英数字と記号を含む12文字以上のパスワード。

  2. ファームウェアの更新
    定期的にルーターのファームウェアを確認し、最新バージョンにアップデートする。

  3. 不要な機能の無効化
    リモート管理やUPnP(Universal Plug and Play)など、使用していない機能は無効にする。

  4. セキュアなWi-Fi設定
    暗号化方式を「WPA3」または「WPA2」に設定し、複雑なWi-Fiパスワードを設定する。

  5. セキュリティ製品の活用
    ルーター専用のセキュリティソフトやファイアウォールを導入する。

  6. 不審なデバイスを接続しない
    信頼できないデバイスやUSBドライブをルーターに接続しない。


ルーターの感染を確認する方法

  1. 異常なネットワーク速度
    特に使用していない時間帯にネットワーク速度が極端に遅い場合、感染を疑う。

  2. ログの確認
    ルーターの管理画面にログインし、不明なIPアドレスやデバイス接続履歴を確認する。

  3. ファームウェアの異常
    ファームウェアが最新バージョンでない、または公式のものと異なる場合は注意。

  4. 設定の改変
    自分で変更した覚えのない設定(ポートフォワードやDNS設定の改変)があれば感染の可能性がある。

  5. 不審な通信
    データ使用量やトラフィックを監視し、知らない宛先に大量のデータが送られている場合は危険。

  6. セキュリティスキャン
    専用のセキュリティツールやスキャナーを使用して、ルーターをスキャンする。


ルーターをスキャンする方法


1. ルーターの管理画面を確認

  • アクセス方法
    ルーターのIPアドレス(例: 192.168.1.1)にブラウザでアクセス。
    • ユーザー名とパスワードを入力してログイン。
    • 初期設定のままの場合、ログイン情報を変更しておく。
  • ログ確認
    管理画面内の「接続デバイス」「ログ」「システム情報」をチェック。
    • 不明なデバイスや大量の不審な通信がないか確認。

2. セキュリティソフトでスキャン

一部のセキュリティソフトにはルーターの脆弱性をスキャンする機能がある。以下のようなソフトを使用する方法もある。

  • Trend Micro Home Network Security
    家庭内のネットワークとルーターをスキャンし、脅威を検出。
  • Bitdefender Home Scanner
    ルーターや接続デバイスの脆弱性を無料でスキャン可能。
  • Avast Wi-Fi Inspector
    Wi-Fiネットワークに脆弱性がないか調査。

これらをインストールして自宅ネットワークをチェック。


3. オンラインツールを使用

ブラウザから利用できる無料ツールを使ってルーターをスキャンできる。

  • ShieldsUP!
  • F-Secure Router Checker
    • DNS設定の改ざんを検出する簡易スキャンツール。

4. ルーターのリセットと再スキャン

感染の可能性が高い場合、一度ルーターを初期化(ファクトリーリセット)して、再スキャンを行う。

  • リセット手順
    1. ルーターのリセットボタンを10秒以上押す。
    2. 初期設定に戻ったら、管理画面で設定を再構成。
    3. 再びスキャンツールでチェック。

5. コマンドを使ったネットワークチェック

パソコンのコマンドで直接ネットワークを調査することも可能。 ポートスキャン(Windowsの場合)

netstat -an

現在のネットワーク接続を一覧表示し、不審な通信がないか確認。


netstat -an のコマンド結果から、アクティブな接続を確認することで、不審なポートや通信がないかチェックできる方法。


1. 各列の意味

  • プロトコル
    通信に使われているプロトコル(TCPやUDP)。
  • ローカル アドレス
    自分のPCが使っているIPアドレスとポート番号。
  • 外部アドレス
    接続先のIPアドレスとポート番号。
    LISTENINGの場合は接続待機中。
  • 状態
    通信の状態(LISTENING、ESTABLISHED、CLOSE_WAITなど)。

2. 異常なポートを探すポイント

以下の手順でチェックすると良い:

1. よく使われるポートを確認

以下のポートは通常利用されるので、不審ではない。

  • 80: HTTP通信
  • 443: HTTPS通信
  • 3306: MySQLデータベース
  • 445: Windowsファイル共有
  • 135: DCOMサービス
  • 2869, 5357: Windowsネットワーク関連

2. 不明なポートを調べる

不明なポート番号が表示されている場合、以下の方法で確認:

  1. ポート番号を検索
    例: 5040 をネット検索すると、特定のアプリケーション(Skypeなど)に関連している場合がある。
  2. アプリケーションのプロセスを確認
    ポート番号に紐づくプロセスを特定:
    netstat -ano

    このコマンドで「PID(プロセスID)」が表示されるので、以下を実行:

    tasklist | findstr <PID番号>

    PIDに対応するアプリケーションが表示される。

3. 外部アドレスを確認

外部アドレス に見慣れないIPや、国外のアドレスがある場合は要注意。
例:

  • ローカルアドレスのみ → 通常OK。
  • 外部アドレスが表示される → 通信先を調査。

4. LISTENINGの確認

LISTENING は外部からの接続を待ち受けている状態。
以下のポートが常にLISTENINGになっている場合、感染の可能性がある:

  • 見覚えのないポート番号。
  • よく使われるポート(80, 443など)以外。

3. より詳細な調査方法

  • 疑わしい通信を調べる 不審なポート番号や外部アドレスがある場合、詳細な解析が可能:

    1. IPアドレスのWhois検索
      外部アドレスを検索して通信先を特定。
    2. パケットキャプチャ
      Wiresharkなどを使い、不審なデータをキャプチャ。
  • Windowsファイアウォールの設定を確認 不明なポート番号が開いている場合、ファイアウォール設定で無効化を検討。


4. 注意するべき兆候

以下に該当する場合、ルーターやPCに感染の可能性:

  • 不明なポート番号がリッスン状態。
  • 知らない外部IPに多くの通信が発生。
  • パフォーマンスが急に低下。

5. 解決策

  • 感染が疑われる場合

    1. ルーターとPCを再起動。
    2. ルーターの初期化と設定の見直し。
    3. 信頼できるセキュリティソフトでスキャン。
  • 問題がなければ
    通常動作として特に問題ない。

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